荒神新名法

Posted on 12月 21, 2017 in speedcubing

荒神新名法

今はいない新名さんと僕が考えた(大部分は新名さん)の多分割のセンターをいか楽に解くかを考えたものだ。
コミュテータ?そんなものはいらぬという強い意思を持った人に読んでほしいです。
なおメモ書き程度な部分はある上、間違っている可能性もなきにしもあらずなのでその時は報告してください。
なおこの荒神新名法で公式4BLDは成功させてます。今は5BLDにチャレンジ!

展開図

Rw Lw2 Dw Uw2 B2 D Rw' L2 U' R' Lw2 Bw2 Rw2 D Lw2 Rw' B' Rw2 L2 Bw U2 Uw2 Fw Bw Dw Uw' Fw U D2 Fw2 Dw' B' Bw D2 L2 F' Fw U2 F' R Uw' Lw2 Bw R' B2 Dw' L2 F R U2 Lw2 Fw U Rw2 B2 U2 B Rw U2 Dw2

説明的に面倒なので展開図からみたUFRBLDの時計回り順で「あいうえ」「かきくけ」「さしすせ」「たちつて」「なにぬね」「はひふへ」とひらがなを振ります。+センターでいうDfは「は」です。Dbは「ふ」です。xセンターのD面左上は「は」です。右下は「ふ」です。

なおF赤U白で解説します。

xセンター

xセンターからいきませう。
まず「く」がバッファーAになります。
センターなのでその次をたどると「た」「ち」「つ」「て」のどれでも良いわけですが
揃っているものは当然避けます。(崩れる)
バッファーの色も最後にくるように選択しません。(ループが増える)
荒神新名法はループはなるべく避けるほうが無難です。後述します。

xセンターのループを辿ってみましょう

1:

  • くせたにはいつさうてしふかえひす

2:

  • きさ(き)

(最後1ループにできるところですが、この場合参考例のため分割しました。)

分析が終わったのでまずは手順をあげます。xセンターで使うのは下記の2つのみです。
荒神新名法はここにメリットがあります。たったの2手順しかセンター手順を覚えません。
(+センターもlがMになるだけです。)

α:

  • r U l' U' r' U l U' (対象を「う」に持ってくる)

β:

  • l' U' r U l U' r U (対象を「え」に持ってくる)

くとけを交互に入れ替えることにより3サイクルのコミュテータを意識しない解法になります。
Aやったら次はBをします。そしてバッファの位置が「く」から「け」に変わります。
ちょっとわかりにくいかもしれないのでまずはやってみませう。
基本的に残りはセットアップになりますが一部省略できるものがあります。
セットアップは「く」「け」を汚さないものならばなんでもOKです。

ではやっていきませう。

まずは

せ:

4Bw α 4Bw'
テクニックの一つとしてセットアップはこの時4Bwするかbするか決めておいたほうがいいです。
セットアップ戻しのミスを減らせます。

た:

x' U β' U' x
この時β'としたのは l2 U' r2 U l2 U' r2 U をすることによりセットアップを楽にすることができるからです。
バッファは「け」になってます。

に:

4Bw' α 4Bw

は:

4Bw2 U β U' 4Bw2

い:

U α U'

つ:

x' U' β' U x

さ:

4Bw U' α U 4Bw'

う:

U β U'

て:

x' U α' U' x
β'同様に
α’: r2 U l2 U' r2 U l2 U'

し:

4Bw U' β U 4Bw'

ふ:

4Bw2 U2 α U2 4Bw2

か:

Uw' 4Bw β 4Bw' Uw

え:

U' α U

ひ:

4Bw2 β 4Bw2

す:

4Bw U α U' 4Bw'

そのままループをつづけます。

き:

Uw2 x' β' x Uw2
(割りと悩むかも)

さ:

4Bw' U α U' 4Bw

き:

実際にはループ接続なので「き」をやるべきところですが
この場合「き」が赤なので省略できますし、やっても問題ないです。
赤に赤をずらすだけなので。

  • +センター

+センターのループを辿ってみましょう

1:

  • なあへいせにすてえぬさ

2:

  • たはかひけし (*1)

3:

  • うつう

α:

  • r U M' U' r' U M U'

β:

  • M' U' r U M U' r' U

な:

4Bw' α 4Bw

あ:

U2 β U2

へ:

Lw2 U2 α U2 Lw2

い:

U β U'

せ:

4Bw U' α U 4Bw'

に:

4Bw' β 4Bw

す:

4Bw α 4Bw'

て:

x' U β' U' x
β': M2 U' r2 U M2 U' r2 U

え:

U2 α U2

ぬ:

4Bw' U' β U 4Bw

さ:

4Bw U2 α U2 4Bw'

続けます

た:

x' U' α' U x
a': r2 U M2 U' r2 U M2 U'

は:

4Bw2 β 4Bw2

か:

Uw 4Bw' α 4Bw Uw'

ひ:

4Bw2 U' β U 4Bw2

け:

Lw' U2 α U2 Lw

し:

4Bw U2 β U2 4Bw'

う:

U' α U

つ:

x' U2 β' U2 x

う:

U' α U

これでセンターが完成します。

xセンターも+センターも初期バッファーの状態で記憶の際のループのつなげ方に気をつけないといけません。

バッファの2つをXY(どちらも赤が正です)とするとします。ループ開始バッファはXです。

X: 赤 Y: 赤

  • このときは1ループ目が終わったあと2ループ目はXY以外のものをみる

X 他 Y: 赤

  • 同上です

X: 赤 Y: 他

  • このとき1ループ目が終わるのが奇数数の場合は次の2ループ目はYの他の色からつなげます。

  • なぜなら1ループ目が終わるときXにある色はYの他の色になるはずだからです。